今月の日本酒　「自然郷　秋 円融 純米」合名会社　大木代吉本店（西白河郡矢吹町）
秋の夜長に、ひやおろし

秋も深まり、福島では息も白くなりはじめました。秋の似合う日本酒といえば、やっぱり「ひやおろし」。今回は、大木代吉本店の蔵でひと夏を越すことで、 ゆっくりと熟成させ、秋になって眠りから目覚めるお酒「自然郷　秋 円融 純米」をご紹介させていただきます。
このお酒は、２種類の酵母をブレンドして仕込みました。一つはフルーティーな芳香を出す酵母で、大吟醸などにも使われるものです。もう一つは福島のオリジ ナル酵母Ｆ７－01を使用していて、バナナ系の香りが特徴の酵母なんです。この２つブレンドすることで、口当たりに豊かな味わいを感じて頂けるよう、お酒 に膨らみを持たせ、後味がもったりしないよう酸をふくませたお酒になりました。
仕込み終えてから、蔵にあるサーマルタンクで、一定温で秋までの間ゆっくりと寝かせています。寝かせることで、よりやわらかく、飲み 飽きしな いお酒が出来上がるんです。ぜひ、秋の夜長に、冷でじっくりと付き合ってやってください。ちなみに小生は昨日焼きさんまでしっぽりとやっちゃいました （笑）。秋の味覚にぴったりなお酒だと思いますよ。

●紹介頂いた方　：　大木代吉酒造　営業　富山貴広

●「ひやおろし」について詳しく知りたい方は、
2012年10月の酒コラム「十ロ万」をご参照下さい！→　
http://www.fuku-gohan.net/html/sake/sake_2012oct.html

・使用酒米　福島県開発酒造好適米「夢の香」100%
・酵母　M310　F7-01
・精白歩合　６０％
・アルコール度数　１６度
・容器容量　1.8Ｌ　　720ｍｌ

「自然郷」 合名会社大木代吉本店
西白河郡矢吹町本町9
Tel.　0248-42-2161　/　Fax.0248-42-2162